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ターミナル

ミュンヘン中央駅はいかにもヨーロッパを彷彿とさせる行き止り式の駅である。
1~36番線とホームの数もとても多い。
島国日本と違うのは、ドイツ国内のみならず周辺各国の列車が到着・出発してゆく光景を目の当りに出来ることである。
フランス・パリから今まさに到着するモーリスラヴェル号…、音楽の都オーストリア・ウィーンへ旅立つモーツァルト号…、アルプスの向こう側、太陽の国イタリア・ローマへと誘うミケランジェロ号…。
まだ見ぬ地への憧れを現実のものに変えてくれる夢の列車が次から次へと現れる。
この贅沢な雰囲気を味わうには、2階に設けられたピロティから味わうのがとても良い。
恋人たちの抱擁や、別れの涙、老夫婦を出迎える息子夫婦と孫たち…、
駅は様々な人間模様を呈してくれる。

ある時は自分自身も、その乗客の一人となって列車に乗込み、そして列車から降り立つ。

11番線には、雨に濡れた客車を何両も連ねた長い編成の列車がゆっくりと入ってきた。
各車両のドアの前に列を作りはじめた乗客たちの後ろに、並んだ。

その日は思いがけず仕事が早く終わり、突然イタリアへ行こうと思い立ったのだった。
仕事場から中央駅へ直行して、窓口で切符を買った。

若者たちで通路まで一杯になったフィレンツェ行きの急行は、ゆっくりと動き始めた。
やがてホームの明かりも遠ざかると、最後尾からまっすぐに伸びる二本の線路だけが孤独な夜の伴走者となった。

明日の朝には、中世の宝石 フィレンツェを歩く姿を夢想しながら、静かに目を閉じた。

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